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パウズ アップ Lizz_63のBlog

今週のお題「好きな漫画」薔薇王の葬列

今週のお題「好きな漫画」

 

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好きな漫画は、たっくさんあります。

なので、ここ最近ハマッた”薔薇王の葬列”を語らせてください。


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「オカアサン?今日は、満を持して僕らのデビューのはずでは…?」

ごめん‼!今週のお題なんていう楽し気なものを見つけたので、予定変更。

目、目が怒っているよ…。本当にごめんって。

 

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”薔薇王の葬列”

菅野 文さん著

月刊プリンセスにて連載中

 

少女漫画か...と思った方、おまちゃれ‼!

こちら、それだけではございませんゆえ、ちとお耳を拝借。

 

なんと、シェイクスピアの物語がもとになっています。

 

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シェイクスピアの史実をもとにした物語”ヘンリー6世””リチャード3世”をアレンジしたものです。

アレンジといってもおおすじはあっています。

その史実というのも”薔薇戦争”のことなんです。

100年戦争後の血なまぐさい王位継承権をめぐって起こった内乱です。

「ヨークvsランカスター」

それがこんな風に変わるなんて。

”リチャード3世”を知っていても、どきどきできまする。

 

そもそも、シェイクスピアの”リチャード3世”が史実通りではありません。

史実とシェイクスピアの違い、シェイクスピアと”薔薇王の葬列”の違い。

そんな風にも楽しめました。

 

私は、アーサー王伝説、GOT、スカイリムからイギリスの歴史に興味を持ちたどり着きました。

史実→シェイクスピア→”薔薇王の葬列”の順。

もともと、

 

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篠原千絵さんの”天は赤い河のほとり”や

 

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山内直美さんの”なんて素敵にジャパネスク”が好きでしたので、

歴史が絡んだ少女漫画好きだったんですね。

あぁ久しぶりにどちらも読みたくなりました。

 

話を”薔薇王の葬列”にもどしますね。

とにかく全ページ美しい。

登場人物たちが美しい。

そしてその登場人物たちの気持ちが、すれ違う。

その様子をヤキモキしながら、応援してしまうそんなお話です。

好きなキャラに幸せが訪れるように祈ってしまいます。

自分のことは棚に上げ、「自分の気持ちを素直に外に出してごらん。」なんて思ってしまいます。

 

そして、ヴィランも魅力的です。

自分勝手で怖いです。

でも史実だったこともあってか、ついそちら側の正義も想像してしまいます。

戦争は、どちら側もそれぞれの正義(建前であっても)があり、どちらにつくかで物語が大きく変わってしまうものなんですよね。きっと。

ヨークにはヨークの正義。ランカスターにはランカスターの正義。

そして、リチャードにはリチャードの…。

 

史実、シェイクスピアを知っている人は絶対に楽しめる作品だと思います。

「そうきたか‼!」感も楽しいですよ。

知らない人も歴史漫画として純粋に楽しめます。

ぜひ読んでみてそのあとで、史実、シェイクスピアにも手を伸ばしてみてください。

 

でも実は、シェイクスピア作品では”ヘンリー5世”(ハル)が一番好きです。