眼福

米津玄師さんのYANKEEに収録されている眼福

聴くと涙が溢れてきます。

たくさんの方が素晴らしい解説をしていますが、

私には解説などとてもとても出来ませんので、

涙が溢れてしまう私の心情を語りたいと思います。

眼福

何にも役に立たないことばかり教えて欲しいや
あなたのそのくだらない話を灯りの麓で
今だけ全て見えない聞こえないふりして笑おうか
何にも役に立たないことばかり教えて欲しいや

私の父は、くだらない話をしょっちゅうしています。

昔からですが、最近は私の子供たち（つまり孫）にしています。

いつまでも元気でそのくだらない話をし続けて欲しいなと頭にうかびます。

きっとあなたと私はいつまでも一緒にいられない
何か食べようか　ここで話をしようか

子供達が巣立って行ってしまう将来がよぎります。

だから、今はたくさん話したり、おいしいものを一緒に食べたいなと。

「そんじゃまたね　明日ね」
そんな風に今日を終えども
明日なんて見たこともないのにさ
随分あっけらかんとしてるわ
望むのは簡単だ　あなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
私はそれで眼福さ

きっと巣立っていくとき、子供は希望に満ちているでしょう。

気軽なあいさつで飛び立つのではないでしょうか。

もちろんさみしいです。

が良いのです。希望に満ち、巣立っていくのなら。

ただ1つ望むなら、その姿を遠くからでいい、どんな形でもいい、見続けていたい。

私はそれで眼福でしょう。

何にも役に立たないことばかり教えて欲しいや
こうしてひっそりと時が進むまま死ねたら僥倖さ
雨が降り落ちはねる音を聞くあなたに寄り添って今
何にも役に立たないことばかり教えて欲しいや

水の無いバスタブにふたり浸かり目を閉じている
雨が窓を突く　ここで話をしようか

家じゅうのいろいろな場所を秘密基地にして、話したり遊んだり。

もちろん水のないバスタブでもしました。

そんなことが鮮明に思い出されます。

「きっと二人は　大丈夫さ」
子供みたいに笑う
その鼻先が頬を突いて笑う
言葉を捨ててまた笑う
望むのは簡単だ　あなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
私はそれで眼福さ

子供達2人はきっと大丈夫。

立派に楽しく人生を送れるよ。

だからその姿を眺めていたい。

私にはそれこそが眼福です。

「そんじゃまたね　明日ね」
そんな風に今日を終えども
明日なんて見たこともないのにさ
随分あっけらかんとしてるわ
望むのは簡単だ　あなたのいる未来が
ただこの目に映るくらいでいい
私はそれで眼福さ

子供たちの未来を見つめていけたら、それで私は幸せ‼!

幸せに笑っている姿を見守らせてね。

私はそれで眼福さ

そんな想いで聴いてしまうので、涙腺崩壊します。

車の運転中に聞けない曲です。

歌詞だけでなく、米津さんの歌声がまた染み入るのです。

私にとって子供達の幸せを想う、そしていつまでも見守っていたいなと願う私の気持ち＋父に元気でいて欲しいと願う曲なのです。

家族を大切にしようと強く思わせてくれる大事な曲です。

勝手な思い入れですが…。

本当に素敵な曲をありがとうございます。

ぜひ聴いてください。

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